大学生と話していると、言葉が時代と共に動いていることを実感する機会がたびたびあります。
このところ感じているのは、大学生の言葉の中に尊敬の「~された」が多く使われることです。
「先生はいつも素敵なアクセサリーされていますよね」
「先輩がバイトされているので私も誘ってもらって」
「あの先輩はさりげなく気遣いされます」
「去年先輩がされてたので、私もそろそろ卒論書かないとと思ったんです」
という具合です。
他の敬語については全く無頓着なように感じる学生も
「~された」には敏感になっていると感じるのです。
そしてそれはなかなか聞き心地がよい。
敬語をきれいに使っていると「この子できる子だわ」なんて思ってしまいます。
でもなぜ敬語の中で「された」だけが使われているのかしら。
言葉が時代とともに動いているのか。
私の空耳なのかしら。
宮武
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